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教わるよりも、見て盗む。短時間で文章力を高める方法。『文章は読むだけで上手くなる』

time 2016/07/22

1.教わるよりも、見て盗む。短時間で文章力を高める方法。『文章は読むだけで上手くなる』

~「書いて上達」は時間がかかる。「見て上達」なら効率的。~
  • 書名:文章は読むだけで上手くなる (PHPビジネス新書)
  • 著者名:渋谷和宏/著
  • 出版者:PHP研究所

本書『文章は読むだけで上手くなる』は、他者の文章を「見て盗み」、文章力を高める方法を学べます。

門前の小僧、習わぬ経を読む。
何をどう見て、どう真似れば、良い文章を我が物にできるのか。
読んで真似ぶ方法を習得すれば、短時間で文章力を高める手助けになりますよ。

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自転車も文章も、たった1つに注目すれば上手くなる。

~「選択と集中」。一番大切なのは何?~

自転車を乗れない子に聞かれました。
「ねえ、どうしたら自転車に乗れるようになるの?」

あれこれ言っても覚えられないし、伝わりません。
そこで自転車に乗るコツを、たった1つだけ教えます。
さて、何を教えたらいいでしょうか?

  1. 力いっぱい漕ぐ。
  2. 前をまっすぐ見て漕ぐ。
  3. ハンドルをしっかり握って漕ぐ。

経営用語に「CSF(Critical Success Factors)」という略語があります。
日本語訳は「主要成功要因」、または「重要成功要因」。

概念を「事業の成功に、決定的な影響力を持つ要因」と定義します。
目的は「選択と集中」において何に集中すべきかを、具体的な要因(Factors)として明確化すること。

あれもこれも、はできません。
たった1つに集中すれば、上手くいく。何に集中すべきか見極めよ。
「CSF」は、限られた中から大切なものを選ぶことなのです。

「それ」をやめても成り立つなら、「それ」は「CSF」ではありません。
逆に「それ」をやると、自動的に他のことも上手くいくなら、「それ」は「CSF」です。

さて、自転車が乗れるようになる「CSF」は何でしょう?
…正解は「A.力いっぱい漕ぐ」です。

自転車は力いっぱい漕ぐ、つまりスピードが出ていることが大切です。
スピードがあれば、車体は安定します。
ハンドルも安定するので、自然と前をまっすぐ見るようになります。

逆に(怖くて)力いっぱい漕がない、つまりスピードがない場合。
車体がふらつくのでハンドルは左右に動くし、倒れないようにと自然に目線が下がります。
歩くよりも遅く自転車を漕ぐのは、大人でも難しいですよね。

勿論、力いっぱい漕ぐといっても加減はあります。
バランスが悪ければ、勢いのあるまま倒れます。
それでもやはり「CSF」は、「力いっぱい漕ぐ」ことです。

では、文章力を高めるための「CSF」は何でしょう?
自転車のように、勢いのあるまま倒れないようにする方法はあるでしょうか。

文章力向上のCSFは「スケルトン」。文章の骨格を見抜けば「真似ぶ」がしやすい。

~修飾・説明をそぎ落とし、本質を見抜く目を養う。~

そこで、本書『文章は読むだけで上手くなる』の出番です。
本書における、文章力を高める「CSF」は「スケルトン」です。

「スケルトン」とは、文章の骨格です。
文章には、言いたいことを伝えるリーダー文、リーダ文を修飾・説明するフォロワー文があります。
フォロワー文を無くし、リーダー文だけを抜き取ると骨格だけ、「スケルトン」になります。

「スケルトン」をいかに見つけるか。
これを『文章は読むだけで上手くなる』では説明しています。

著者の渋谷和宏氏は、日経BP社に入社し、日経ビジネス記者として取材、執筆。
そこで鬼のYデスクに、1年で1,000回を超えるダメ出し指導を受けました。
写経のように良い文章をひたすら書き写せと言われ、「24時間戦えますか」を文字通りこなしたようです。

その中で、書き写すのではなく読めば真似れる「スケルトン」が編み出されます。
書くよりも読む方が圧倒的に効率が良いため、文章力が飛躍的に向上。
ついには日経ビジネスアソシアを創刊・初代編集長を務め、今ではTVコメンテーター、大生大学表現学部客員教授として活躍するまでになりました。

「スケルトン」は比較的簡単に見つかりますが、そこからどうやって真似るかが、意外と難しいです。
『文章は読むだけで上手くなる』を読めば、きっと「見て真似ぶ」方法を学べます。

「なるほど!」と思った中からピックアップ。

~参考になった内容をいくつか紹介します!~

文章は「印象的なエピソード」から始める。

雑誌記事や書籍の文章は、「印象的なエピソード」から始めると良いです。

  • 最も印象的なエピソードやコメントから入る。
  • 冒頭のエピソードやコメントが言わんとする内容を書く。
  • 言わんとするところを補強する、二番目に印象的なエピソードを書く。
  • 三番目に印象的なエピソードを書く。
  • なぜそうなったか、理由(原因)を書く。
  • 原因(理由)のよってきたる本質やその意味するところを書く。

「こと」「なか」は使わない。

「こと」「なか」は意味を曖昧にします。

  • 彼は上司から、嫌いな(こと→仕事)には手を抜こうとすると見られている。
  • トラブルの原因が明らかになっていく(なか→家庭)で、彼の対応が問題になった。

紋切り型の比喩は使わない。

見たことのある比喩は飽きます。自分で比喩を作ります。
作れないなら、普通の表現にします。

  • 食料品の高騰に消費者は(悲鳴を上げている→困っている)。
  • いきなり肩を叩かれ、彼は(飛び上がって→ひどく)驚いた。

比喩とは、異なる物事の間にある共通点をあぶり出す試みです。

「説明」は筋道に沿った説明。「描写」は時間の流れに沿った説明。

  • 説明:書くべき内容(事実、経緯、推移など)を全て知った上で、筋道を立てて構成する。
  • 描写:登場人物の視界に映る限定的な世界を、時間に沿って表現する。

「体言止め」に頼ると文章力が低下する。

語尾に変化がない、リズムが悪いのは、文章の順番が間違っているから。
文章構成の間違いは、「体言止め」で修正できます。
でも、間違いは間違い。
「体言止め」はなるべく使わないようにします。

人は、仕事を通じて得た指針や経験則を話してみたくなる。

30年の経験を経ると、利益の源泉とも言えるビジネスの仕組みや、取り組んできた仕事のノウハウを話したくなります。
バトンを手渡すように、後続の世代に託したいと思うのが人間なのかもしれません。

読者の評価は、自己評価の三割引き。

他者からの評価は、自己評価の70%です。
100点なら70点、70点なら50点です。

まとめ:「スケルトン」がわかったら、あとはどんどん読む。

『文章は読むだけで上手くなる』は、「読んでわかる」ために、説明に引用する具体例が長文です。
長文だからといって読み飛ばすと、説明する意図がわかり辛くなります。
また、「スケルトン」を既に理解しているなら、物足りなく感じるかもしれません。
その点、ご注意くださいませ。

「スケルトン」がわかるようになったら、色々な文章をどんどん読みましょう。
効率よく、文章力が高くなりますよ。

以上、
教わるよりも、見て盗む。短時間で文章力を高める方法。『文章は読むだけで上手くなる』
でした。

ぜひ、手に取ってみてください(^^♪

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