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図らずも、共感してしまう。味わい深く美しい文章を書く方法。『必ず書ける「3つが基本」の文章術』

time 2016/07/19

1.図らずも、共感してしまう。味わい深く美しい文章を書く方法。『必ず書ける「3つが基本」の文章術』

~味わい深く美しい文章は、読むたびに共感してしまう。~
  • 書名:必ず書ける「3つが基本」の文章術 (幻冬舎新書)
  • 著者名:近藤勝重/著
  • 出版者:幻冬舎

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誰でも、心に響く文章を読みたいものです。
ならば、美しい文章を書こうじゃありませんか。

本書『必ず書ける「3つが基本」の文章術』は、文章を書く3つのコツ「何を書くか」「どう書くか」「どう構成するか」がわかり、短時間で他人が唸る文章を書く方法を学べます。

本書は、以下の書き方やレベルを上げるのに役立ちます。

  • 作文
  • 就活時のエントリーシート
  • ブログ記事・日記
  • 職場での企画書、リポート

著者の近藤勝重氏は、サンデー毎日編集長歴任、毎日新聞の長年連載コラム「しあわせトンボ」執筆、早稲田大学大学院出講、灘中学校など入試問題文に使用される、などの実績を持ちます。

  • 文章を初歩のイロハから学びたい
  • 一流の文章が書きたい
  • 文章ではなく、仕事ができる人になりたい

このような方で、納得され、美しく、味わい深い文章を書く方法を学びたいなら、おすすめの1冊です!

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共感される文章は、美しい。

~心情描写が豊富だから、気持ちが立体的になる。~

小学生だったころ、放課後に鉄棒をしているとランドセルがなくなっていた。

ランドセルなしで下校すると、不自然なので周囲の目線が気になったが、なんだか少し自由になった感じでぐんぐん歩けた。

ランドセルの代わりに大人たちは学歴だの型炊きだのを背負っているが、それがなくても自由にぐんぐん歩けるのだろうか。

これは、本書にある例題の回答部分です。

学歴や肩書は窮屈な枷であり常識であり、それを外すのは怖い。
その枷をランドセルに見立てます。
枷を外せれば、子供の頃のように自由になれるかもしれない。
そう思えてしまう文章です。

結局のところ、文章は伝わってこそ価値があります。
ニュースなら、淡々と事実だけがわかれば良いかもしれません。

でも、納得されたい、楽しむなど喜怒哀楽を感じて欲しい。
行動に繋がるほど感情を揺さぶりたいなら、事実だけでは足りません。
そこに人の情が入って、初めて共感が得られます。

美しく味わい深い文章は、心情描写が豊富です。
ランドセルのように、「たとえ」が上手いのです。

例えば文豪、村上春樹はこのように「たとえ」を使います。

  • そのときなら生死を隔てる敷居をまたぐのは、生卵をひとつ呑むより簡単なことだったのに。
  • 「でもそのときの僕らには、それがすごく大事なことに思えたんだ。(略)風の中でマッチの火を消さないみたいに」
  • ボーイはにっこりして、賢い猫のようにそっと部屋を出て行った。

ではどうすれば、私達も村上春樹のように「たとえ」を使い、上手く文章を書けるようになるのでしょうか?

そこで、本書『必ず書ける「3つが基本」の文章術』の出番です!

本書は、美しく味わい深い文章にこそ、価値があるとしています。
美しい文章は、論文や、仕事における企画書であっても表現できる。
そのためには、以下3つのコツが必要だと述べています。

  • 何を書くか
  • どう書くか
  • どう構成するか

読み進めていくにつれ、それぞれに奥深い技術があると気付きます。
具体例として引用される文章も、なるほどと共感するものばかりです。

本書の内容は、2009年4月からある早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース「文章表現」の授業内容の一部と重なっています。
授業と同じように、例題がいくつか出題されます。
読み飛ばさずに、しっかり解いてから答えを読むと、より理解が深まります。

また著者の近藤勝重氏は、毎日新聞にいるだけに、仕事ができる人にも多く会っています。
仕事ができる人はのきなみ文章が書けるとのこと。
逆に文章が書ければ、仕事ができる条件の1つをクリアできるとも言えます。

じっくり読み進めていけば、きっと、共感される味わい深い文章を書けるようになれますよ。

「なるほど!」と思った中からピックアップ!

~参考になった内容をいくつか紹介します!~

作文=個人的な体験に意味を持たせること。

個人的な体験を普遍化することが作文です。
逆に言うと、普遍化するために個人的な体験を具体例として出している、とも言えます。
手順は以下になります。

  1. 体験したことに、
  2. 気付き、
  3. 普遍性、社会とどの関わりなど法則を見出す。

日本語は、主語を削るといい文章になる。

よく、英語と日本語は比較されます。

  • 英語は主語述語が明確だから、わかりやすい。
  • 日本語は主語を使わないから、わかりにくい。

文章を書く時も、主語をしっかり書きなさい、と言われることがあります。
でも実は、日本語は主語を削った方が美しいのですね。

他にも、色々削った方が美しいです。
接続詞や副詞も削ります。

  • 接続詞:「そして」「しかし「おそらく」「さらに」
  • 副詞:「ので」「~が、」「だから」

重複表現は避ける。慣用句にも気を付ける。

重複すると、くどいです。

  • 必ず必要→必要
  • 後で後悔する→公開する

慣用句を間違えると、信用度が下がります。

  • 笑顔がこぼれる→笑みがこぼれる
  • 雪辱を晴らす→屈辱を晴らす

接続詞などは漢字ではなく平仮名にする。

  • 然し→しかし
  • 又→また
  • 事→こと
  • 為→ため

ただし、固有名詞や漢語は漢字にします。

  • 国ご→国語
  • 平わ→平和

読点「、」はできるだけ使わない。

読点「、」を使わなければ意味が伝わらない文章は、そもそもわかり辛い文章です。
打たなくても意味の分かる文章にします。

反対意見を取り入れる。

Aという意見は、Aの立場ありきです。
Bという意見は、Bの立場ありきです。
本来、AもBも、立場が違うので永久に交わることはありません。
強引に説得しようとしても、平行線のままです。

けれど、反対の視点を取り入れてこそ、良さが浮き立つものもあります。
例えば、生きる大切さは死があればこそ際立つ、というように。

注目し、理由を探し、視点をずらす。

この順番で、話題を膨らませます。

  1. 何?:当たり前のことに疑問を持つ
  2. なぜ:疑問の理由を探す
  3. それにしても:関連する要素を出す

自分と周りの関係を描写する。

自分の感情を表現する際、自分の気持ちを書きません。
周りの人、物、自然を描き、自分を表現します。
すると、より美しい描写になります。

余白に美しさが宿る。

水を用いず、石や白砂などを配して山水に見立てる「枯山水」。
石と石の間に、美しさがあります。

原稿用紙は文の庭。「枯山水」と同じです。
余白にこそ、美しさがあります。

細部を具体的に描き、最大を表現する。

スームインするように、全体、部分、細部の順に書きます。
細部が全体を表現していると、味わい深くなります。

五感をもって描写する。

見たこと、聞いたこと、触れたこと、嗅いだこと、味わったことを書きます。
それらと自分を対比させると、美しい表現になります。

情景での「語らい」は共感を生む。

ある場面で2人の人物が語らうと、心情が読み取れます。
共感できる言葉選びが重要です。

「たとえ」を使うと、より豊かな表現になる。

「勅諭(シミリー):まるで~のようだ」は、使いません。
「隠喩(メタファー)」を使います。
「沈黙は金、雄弁は銀」「月の眉」が隠喩です。

対立する関係を1つに言い表わすと、面白い表現になる。

ある面を表現する際、別の面の要素を取り入れます。

  • 「涙にもそれなりの快感がある」。
    涙は悲しいから出るものですが、嫌なものとは限りません。
  • 「怠け者はいつも何かしたがっている」。
    怠け者は何もしていないから怠け者ですが、だからといって何もしたくないわけではありません。

現在、過去、未来の順に書く。

  1. 現在:核心であり最も興味を持つ。
  2. 過去:現在のバックグラウンドとなる。
  3. 未来:過去と現在を受けて、未来を予測する。

この順番で書くと、話に引き込まれます。

理解は「わかる」。納得は「自分もそう思う」。

理解は、内容を把握することです。
納得は、自分もそう思うこと、心から同意することです。

方程式は、「納得する=共感を得る」です。

共感を得るには、情のある表現をします。
情があるとは、立場を肯定することです。

情報を収集し、事実を確認し、真実を追求する。

書くためには情報を集めます。
集めた情報は、嘘と本当が入り混じります。

「真実」は、「本当」だけを集めたもの。
「事実」は、「本当」を探すピースです。

「真実」は、1つの「事実」によって簡単に覆ります。
ですから、確かな「事実」を探す力が必要になります。

書けなくなったら歩く。

文章が書けなくなったら、歩きます。
すると、不思議と文章が頭に浮かぶようになります。

まとめ:小説のように論文が書けたら最高だ。

心情描写は、小説なら自然に出せます。
でも論文に心情描写は、普通書きません。

ブログなら、心情描写も書けるでしょう。
では企業のホームページや、商品紹介なら?
あまり心情描写は見かけませんよね。

でも確かに、共感して、行動したくなるのは人の心に触れた時です。
そして文章は、誰かに何かしらの変化をして欲しいから書くのです。

本書『必ず書ける「3つが基本」の文章術』は、基本的な文章作成方法も押さえていますが、それよりも美しく味わい深い文章を書く方法に重きを置いています。
ですから、普通の論文の書き方を学びたい、心情描写を入れるような冒険はできないというのであれば、物足りないかもしれません。
共感される文章を書きたいという方に、おすすめの1冊です。

以上、
図らずも、共感してしまう。味わい深く美しい文章を書く方法。『必ず書ける「3つが基本」の文章術』
でした。

ぜひ、手に取ってみてください(^^♪

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